年末は結局深夜まで仕事していて、年が明けてから家のものを整理しています。
家のものを整理するという作業、いざやり始めると結構時間がとられてしまうもので、それがゆえまとまった時間を予めとっておかないと手がつけられないものだと思います。私も前回整理できたのはいつだったか、記憶にもないような体たらくです。
人様からいただいたものはなかなか手放せずにいたのですが、今回はそういったものも、使っていないものはどんどん処分していっています。幸い昨今はデジタルの世界でいろいろ保管しやすくなっていますので、処分するものは写真をとったりスキャンしたりしています。
なぜそう思うようになったのか、まずあたりまえのことですが、
- モノが多いと掃除しにくい
- モノが多いと移動しにくい
- 香港は家賃が高いため、モノを持つことにかかるコストが高い
- モノは永続的に増やせない
ということがあります。
もともとあまりモノをもっていなかったため、ずっと昔からなんとなくとっておけたものがあったのですが、そういうものも増えていくわけで、物理的に整理する時期に差し掛かっていました。
それから、比較的最近思うようになったのは、
- 人生や人の気持ちは意外と儚い
ということです。
こちらは絶対的な真理であるというよりも、単に過去の自分と比べて自然とそう思うようになったというだけです。ここ数年の間に身近な人が亡くなったり、人の気持ちが遷ろぐ様子を目のあたりにする機会があったりで、自分がどんなにモノにこだわってもどうにもならないことの方が大きいと感じるようになりました。それならばモノは処分してしまって、身軽になって、その分今関わっている人たちともっと深く関わったり、もっと人と出会える機会を作ったほうがよいのではないかと。少し論理が飛躍しているかもしれませんが、世によくある断捨離のススメ本などはそういうことを丁寧に説明してたりするのではと想像します。