Monday, August 12, 2013

またオフィス移転しました

OpenERPサービスウェブサイトの方で先にアナウンスしましたが、こちらでも。

弊社のOpenERP事業でOS Consulting Group Limited(OSCG社)と協業することになり、これに伴い6月に借りたばかりのKwai Chungのオフィスを引き払い、OSCG社のオフィス(Kwun Tong)に引っ越してきました。



賃貸契約は1年間解約できない縛りがあるのですが、大家さんと交渉の末、家賃3ヶ月分のペナルティ支払いで落ち着きました。まだ変化の多い事業環境ゆえいつまでいるかわからないと思いつつ借りたオフィスでしたが、こんなに早く引き払うことになるとは思ってもいませんでした。ただ、この協業は大きな可能性を秘めており、今回の引越によるロスを補って余りあるシナジー効果が生み出せるものと信じております。

さようなら、Kwai Chungオフィス。
こんにちは、Kwun Tongオフィス。


新オフィスのアドレスはこちら:
Rm 2002, Tamson Plaza,
161 Wai Yip Street, Kwun Tong, Kowloon

あいにくの天気ですが、見晴らしはよいです。


お気軽にお立ち寄りください~


Sunday, July 14, 2013

OpenERPで帳票をPDF出力する際の文字化けへの対応

OpenERPを初めて試される際、日本語帳票のPDF出力で躓かれる方も多いのではないかと思われますので、情報共有です。

OpenERPではPDF帳票出力の際に、取引先マスタに設定してある言語を適用するのですが、標準のままでは日本語の文字が矩形に文字化けしてしまいます。


こちら、OpenERPで使用している標準フォントが日本語をカバーしていないための問題です。

中国語でも同様の問題があるのですが、日本に先行してOpenERPの導入が進められている中国ではこの問題に対しいくつか対策がリリースされています。


そのうちの一つ、Shine IT社の oecn_base_fonts というモジュールのご紹介です。

通常の要領でモジュールインストールします。インストールの際、下図のようにマッピングの設定画面が開きますので、ここで日本語対応フォントを指定します。設定はこれだけです。


インストールすると、Settings -> Configuration -> General Settings にRML Report Fontという項目が登場します。ここから設定内容の変更が可能です。


この結果、無事日本語が出力できるようになります。簡単ですね。(下図は上の文字化け例とは無関係の場所です)



Elico Corp社のモジュール l10n_cn_fonts も試したのですが、円サイン「¥」の表示がうまくいきませんでした。このモジュールで使われている Droid Sans Fallback というフォントはCJKサポートしているものの対応していないUnicodeサインがあるということのようです。(このあたり私の勘違いかも知れませんので間違いがありましたらご指摘を)


フォントの問題点については、OpenERP s.a.社に伝えていまして、今年中に何らかの対応をリリースするとの回答をもらっています。余計な手間はかけずに済むに越したことはないので、今後の改善に期待ですね。

Sunday, June 30, 2013

事業投資ビザ延長しました

私の事業投資ビザの有効期限が来月だったのですが、無事延長できました。延長期間は2年。これで来年2月で在港7年で永住権が取れる見込みです。この先いつまで香港にいるかは分かりませんが、とりあえずこの先ビザの心配しなくてもよさそうなのは素直にうれしく、ありがたいことです。

今回のビザ延長はエージェントは使いませんでした。エージェントに頼んだほうが無難かなとも思いましたが、見積費用が意外に高く(HKD12,000)、安心感以外の明確な付加価値は無さそうであったため、今回は自分で申請しました。

似た状況にある方には参考になるところもあるかも知れませんので、私の経験をここに記しておきます。


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◯事業投資ビザ(Business Investment Visa)について

事業投資ビザは香港で設立した会社の株主が香港で就業するためのビザです。以前聞いた話だと10%以上の株式を保有している場合は一般の就労ビザでなく事業投資ビザの取得が必要ということでした。審査では香港経済への貢献度が見られます。そのため事業計画書や決算報告書の提出が求められ、一般の就労ビザより取得が困難だとされています。年間新規承認件数は200~300件程度と言われています。


◯事業投資ビザ延長申請時点での私の状況

私の置かれていた状況は次のようなものでした。
・香港滞在6年5ヶ月(一般の就労ビザで5年半、事業投資ビザで1年弱)
・ビザ有効期限まで4週間
・配偶者(スイス人)あり


◯準備した書類

次のドキュメントを準備しました。移民局よりアドバイス受けたものに、私の判断でいくつか追加して提出しました。
  1. 申請カバーレター
    →提出資料につき簡単に説明するとともに、私の後で妻のビザ延長申請(私と同じくビザ有効期限まで4週間)もあるため優先しての処理を依頼。
  2. ID91 - application for an extension of stay (滞在延長申請書)
    →これは必須。
  3. Supporting letter by company (会社からのサポートレター)
    →移民局より提出するようアドバイスされたため準備。(会社からと言っても自分で署名するのだけど)
  4. Passport copy - particular and visa label (パスポートコピー)
    →必須。
  5. HKID copy (HKIDコピー)
    →必須。
  6. Spouse's passport copy - visa label (配偶者のパスポートコピー)
    →念のため提出。
  7. Business registration copy (商業登記証コピー)
    →必須。
  8. Tenancy agreement (オフィス賃借契約書)
    →オフィスを構えているかどうかはまっとうな事業活動を行なっているかの一つの指標として見られるはずなので提出。
  9. BIR56A (ie) - Salaries Tax Employer’s Return of Remuneration and Pensions for 2012/2013 (スタッフの所得申告書コピー)
    →移民局よりスタッフリストを提出するよう言われたため、スタッフの存在証明として提出。
  10. IR56E - notification of employment commencement (スタッフの雇用開始申告書コピー)
    →こちらもスタッフの存在証明書類として提出。
  11. Employment contract with staff member(スタッフとの雇用契約書)
    →スタッフの存在証明の補足資料として、念のため提出。
  12. Staff member's HKID copy (スタッフのHKIDコピー)
    →スタッフの存在証明の補足資料として、念のため提出。
  13. Staff member's C.V. (スタッフの履歴書)
    →スタッフがまともな経歴の人であることを示すため、念のため提出。
  14. Company bank statements (recent 3 months) (直近3ヶ月の会社銀行口座の取引明細書)
    →念のため提出。
  15. Personal bank statements (recent 3 months) (直近3ヶ月の個人銀行口座の取引明細書)
    →念のため提出。
  16. Report of the Directors and Audited Financial Statements (DRAFT) (決算報告書ドラフト)
    →移民局よりあれば提出するよう言われた。ちょうど作成中であったので、ドラフトを提出。


◯申請から承認まで

ビザ有効期限4週間前に、Wan Chaiの移民局本部で上記の書類一式を提出しました。本来であれば香港政府のウェブサイトもしくは電話にて申請予約ができるはずなのですが、私の場合はなぜかビザ番号が認識されず予約できませんでした。そのため始発電車で朝7時に移民局に行き、当日割当分(walk-in quota)で書類提出にこぎつけました。

提出書類には特に修正事項もなく、月曜日に提出した申請に対し、同じ週の金曜日には承認された旨の通知が返ってきました。何か追加で提出を求められるかもと思っていたので、あっけなく承認された拍子抜けしてしまいました。


◯難しかった点

手続についての正確な情報がなかなか手に入らなかったことに難儀しました。事業投資ビザは難易度が高い(はず)にも関わらず、処理対象件数が少ないためか、手続の明文化、移民局局員の理解が十分にできていないようでした。移民局のウェブサイトを見ても、一般の就労ビザの延長についての記述はあるものの、事業投資ビザについての情報はないのですね。また、移民局にメール・電話で問い合わせても明確な回答が得られなかったり、人により言うことが違ったりという状況でした。結局電話で3度問い合わせし、回答に矛盾があったためその内容含め裏とり目的でメールで問い合わせし、それに対して電話で回答をもらい、そこでやっと納得できました。

電話・メールでの問い合わせと並行して、ビザ期限まで4週間以上あるタイミングで、申請再提出覚悟で直接窓口に行くということもやりました(延長申請は原則ビサ有効期限4週間以内で行うことになっています)。その方が確実に情報が得られると考えたためです。が、結果として2度無駄足を運ぶことになりました。

1度目は、Wan Chaiの移民局本部(Immigration Tower)に窓口行ったのですが、窓口が開く朝9時に行った時点ですでに200人ほどの行列で当日の割当数が埋まってしまっていたため、諦めて帰りました。

2度目は、申請者がもっと少ないとの目論見で、移民局本部でなく敢えて遠くのYuen Long事務所に行きました。しかし7時半に到着するとすでに100名近い行列が。そして9時近くに窓口が開くとそれまでの行列が崩れて私は一番後ろに追いやられるはめに。さらに何とかつかまえて事情を説明した局員からは「あなたのケースは特殊だからここでは対応できない。本部に行きなさい」との答えが。移民局のウェブサイトにはそんな情報なかったのにと憤慨してしまったのでした。

今回無駄な動きが増えてしまった背景には、エージェントからのアドバイスを元に、ビザ延長手続の難易度を過大評価してしまったこともありました。エージェントからは、「あなたのケースは難易度が高い上、移民局の作業がたてこむ時期なので今のビザが切れる2ヶ月前に申請したほうがよい」と言われていました。そのため相当しっかりした準備が必要だと思う一方で、移民局からはちぐはぐな回答しか得られず焦ってしまったことは否めません。尤もエージェントも根拠のないアドバイスをしたわけではないでしょうし、各方面からの情報を元にリスクを見つつ進めていくということは必要なプロセスですので、無駄な動きは発生すべくして発生したものと捉えています。

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ビザの取得可否は人生設計に大きく影響しますので、申請にあたりヤキモキされる方も多いのではないかと思います。このエントリがそのような方にとり少しでも参考になれば幸いです。

Wednesday, June 19, 2013

なぜドラゴンなのか?

またしょうもない話です。

OpenERPサービスウェブサイト(私作成)を今月より公開しているのですが、トップのスライダー画像につき、ことある毎に弊社堀田より「なんでドラゴンやねん!」というツッコミを受けます。意味わからんと。


実は私なりの理由がありまして、次のようなものです。

1.ドラゴンは香港、そしてアジアの象徴
2.弊社のサービスを利用いただくお客様には昇り龍のような勢いで事業発展いただきたい
3.弊社は辰年(2012年)設立、私は辰年(1976年)生まれ
4.私の名前「祥隆」の普通話読み(xianglong)が「降龙」の読みと同じ(ご参考:降龙十八掌


ですので、決して適当にドラゴンを入れているわけではないのです。いえ、決して、、、


Sunday, June 16, 2013

オフィスを移転しました

と言うと語弊があるかもしれません。
もともとほぼ自宅で作業していたのを、メンバが増えたのを機に今月からオフィスを借りたというのが実情です。

場所は葵涌(クワイチョン)という場所で、コンテナターミナルが近いこともあり物流関連の企業が多いようです。弊社オフィス近辺は繊維関連のメーカー、商社(弊社オフィスの大家さんも織布機メーカー)が目に付きますが、近年は特にメーカー機能が外に出て行っているということもあり、空き倉庫をオフィスにリノベーションした物件が多数あります。(なので安い!)


オフィスはまだモノがあまりありませんが、必要なものからちょこちょこと買っています。広めのデスク、椅子、外付モニタをそれぞれ2つ購入。Phoebeは中国の人らしくよくお湯を飲むので湯沸しポットを買っていました。


Wednesday, May 29, 2013

メンバーが増えました


と言うのはちょっとフライングなのですが。6月より正式に始めてもらうPhoebeです。

香港中文大学の情報工学修士過程を優秀な成績で修了。よくウチのような零細企業に来てくれました。SNS参加者の行動分析など研究していたらしいのですが、オープンソースのERPに興味があるということで、OpenERPにどっぷり浸かってもうおうと思います。今後の活躍に期待大です!

Saturday, April 20, 2013

東京に行ってきました - ふわふわバブルの話など


4泊5日で、約半年ぶりの東京でした。主な活動は、東京オフィスでのOpenERP導入、オープンソースERPの啓蒙、ADempiereセミナー、Jadecoの販促営業でした。それぞれの活動の目的は達成できたもの、未達なものとありますが、今後の事業発展のための種まきが少しでき、今後の活動のための気づきが得られたという点で非常に有意義であったかと思います。


仕事と関係ないのですが、久しぶりの東京で思ったことなど:

○全体的にふわふわしている
日本は各方面でガラパゴス的な進化を遂げ、その結果社会にわけの分からないふわふわ感が充満している気がします。(私が言っていることの方がわけ分からないかも知れませんが、、、)
日本における日本人向けのサービスというのはそれ以外のマーケットでは例を見ない成熟度です。消費者は物理的な基本欲求は満たされてしまっているので、それ以上の精神的な満足感を提供するためのサービスが非常に発達しています。そういったサービスは、これまでニーズがなかったところにニーズを生み出す必要があるので、得てして「しっとり」、「まろやか」、「キレイ」など、無害で丸文字なキーワードをちりばめた抽象的なキャッチコピーが具体的なイメージを想起させる画像・映像とセットで準備され、それが至るところで目につくようになっています。これら広告で演出するイメージが、香港で仕事中心の日々を送る私からすると、現実と乖離した別世界のふわふわしたお話であるように感じられ、今回の東京滞在では過去に比べ一層その感が強かったです。ふわふわバブル(私の勝手な造語です)ではないかと、少し心配にもなりました。

例えば、ビールと缶コーヒーの広告量は異常に多いと感じました。電車吊り広告にしても、テレビCMにしても、なぜなくても困らないようなものについてふわふわした広告がここまで多いのか不思議に思いました。おそらく人々が忙しい日常の中でリラックスする場面でビールと缶コーヒーが定番ツールであるため、広告と販売量にわかりやすい相関関係があるのだと想像しますが、それにしてもこのふわふわした広告の量は異常であるように思えました。アルコール類の広告は海外でも目にしますが、日本ほど多種・多量でないですし、缶コーヒーの広告がこんなに盛んなマーケットは他にないのではないかと思います。

このふわふわバブル、良くないと思うのは、このふわふわ感に取り込まれ、それが自分の基準になると、そこから離れるのが億劫になってしまうということです。人間放っておくと楽なほうに流れてしまうものですが、一旦流れた後元に戻るのはしんどいものです。極論かもしれませんが、日本でガラパゴス的に発展したふわふわ感に慣れてしまうとその中でしか生きていけない人になってしまうリスクがあると思います。(これは私が日本を離れている理由の一つでもあります)

もう一つ、このふわふわバブルに依って立つ商品・サービスはその出自から海外では通用しにくく、外貨を稼ぐ手段にはなりにくいものと思います。日本以外のアジアにおいても、マーケットが成熟するにつれてふわふわしたPRが展開されるということは十分あるとおもいますが、そこに先行してふわふわのノウハウを溜め込んだ日本の広告代理店が海外マーケットでも消費者のハートを掴むPRを展開するようなことができるかというと、難しいことではないかと思います。ふわふわバブルを起こすにはその土地の消費者の心理構造を正確に理解する必要があり、日本での経験しかない人にそれができるとは考えにくいからです。

一方、ふわふわPRは特殊性の多い日本社会の単なる一側面であり、これ単体で否定されるべきことでもないと思います。ふわふわバブルには副産物として、穏やかで礼儀正しく、情にも厚く、ときには愉快な日本人像であったり、風景や街並みを美しく保つ心を促進するなど、合理化・機械化が進められる世の中にあって人が人としてあるべき姿を示すようなところ、またそれが示されることによって人の心が落ち着くといった効果などもあると思われます。良くも悪くも現在の日本社会に根ざしたニーズに応じてふわふわPRが存在しているということであり、それが日本の特殊性を際立たせ、海外からの訪問客にも強烈な印象を与えるという結果につながっている面もあると思います。今回の東京訪問ではそのボリュームが過大になっている気がしたということです。


○スカートの短い女性が増えた
週の中頃が妙に暖かかったということもあるかもしれませんが、結構目につきました。景気が若干良くなっているので肌の露出度が高くなったのだと勝手に思っています。


少しふわふわした話に偏ってしまいました。仕事に戻りたいと思います。

Monday, April 8, 2013

OpenERPの「Ready」パートナーになりました

今月より、OpenERP社の「Ready」パートナーになりました。

OpenERP社のパートナーには、Gold、Silver、Readyの3段階あるのですが、そのうちの一番下っ端ですね。笑

OpenERP社のパートナーになること自体は正直それほど難しくありませんが、世界に500社以上パートナー企業がある中で、日本で弊社含め(弊社は厳密には香港ですが、日系企業向けにサービス提供するということで)2社しかパートナーがいないのは、端的にはやはり言葉の壁ということなのかと思います。OpenERP社との連携、コミュニティ活動への関与、トレーニング、その他情報収集等、基本的に全て英語でこなす必要がありますので、現時点では英語でのコミュニケーションに抵抗がないということが参入の前提条件となっていると言えます。

検索する限りでは日本での導入事例が見当たりませんが、弊社では先月自社へのOpenERP導入を無事完了しました。細かい調整事項、今後の改善課題はまだいろいろとありますが、比較的スムースに作業を終え、思った以上に業務の効率化ができたと思います。ERPを導入すると全体最適の名のもとに部分的な作業効率が犠牲になることがよくありますが、OpenERPではそのような側面は極めて小さい、もしくは仕組み上小さくなりやすいと言えそうです。

さておき、近い将来OpenERP関連各種サービスを順次リリースしていきたいと考えております。日本企業のアジア拠点向けに、これまでなかったコストパフォーマンスのサービスを提供するつもりです。

Saturday, March 23, 2013

上海に行ってきました

気がつけば約3年ぶりの上海でした。毎度中国に来ると変化のスピードに驚かされていましたが、今回はそれほどの驚きはなく、変化の速度がゆるやかになる一方、都市としての成熟度が高まってきているのを感じました。

以下、つらつらと気づいたことなど:

  • 喫茶店が増えた
  • その他小洒落た店が増えた
  • 空気はそれほど汚くない(北京に比べれば)
  • 中国語を流暢に話す外国人が増えた
  • がさつな人が減り、おとなしい人が増えた
  • 消費者にとり選択肢が増えると同時に価格差(格差)もより目立つようになった。例えば昔ながらの家族経営の食堂での食事が10元であるのに対し、オーガニックレストランでは200元。これが一つの商圏に混在
  • エスカレータでは歩く人のために左側を空け、右側に立つようになった(聞くところによると最近そのルールは公式には無くなったらしいが)
  • 地下鉄駅にトイレがある(香港ではほとんどの駅でトイレがない)
  • Facebookは使えないが、Linkedinは使える
  • Google関連サービスは総じて遅い/繋がりにくい


ここ20年ほどの変化は主に海外のモノやサービスを取り入れることによるものが目立ちますが(私が外国人の視点で見ているからでもあるのですが)、都市の成熟度が増すにつれ、上海の風土に根ざした上海発の変化が生まれてくるのでしょう。そういう変化が感じ取れるようになるのもそれほど先のことではないのだと思います。

Thursday, February 28, 2013

主要ERPパッケージの検索傾向

Googleトレンドで、ERPパッケージ(SAP、ADempiere、OpenERP)の過去数年間の検索傾向を確認してみました。


まずは全世界での傾向。

ERPの雄SAPは減少傾向。ADempiereはやや微減のほぼ横ばい。OpenERPは2008年(前身のTinyERPから名称変更したタイミングですね)から急増傾向。なんと、2013年1月にSAPに並んでいます。


次に日本での傾向。

SAPについてはブレが若干ありますが、大勢としては全世界と同じ傾向。ADempiereについては日本でコミュニティ活動が活性化しだした2010年から流れが出ています。OpenERPについては全くトレンドに登場してきていません。


何かのきっかけで日本でもOpenERPの流れが発生し、その後は世界傾向と連動していくのであろうと思われます。

検索にも目的や文脈がありますので、必ずしもパッケージ名のみで正確な比較ができるわけではありませんが、全体的な勢いは掴めます。今後の動向に注目です。

Sunday, February 24, 2013

【キャンペーン】OpenERPについてのご相談対応

OpenERPは現在瞬間風速的に世界で最も導入されているオープンソースERPであるかと思いますが、ドキュメントやサポート体制の日本語対応(システムは日本語でも使用可能です)がとられていないため、まだ日本市場ではほとんど導入事例がないという状況かと思います。

世界で認められているソフトウェアですので、日本でも使えないはずがありません。そこに注目してOpenERPの調査をされている方もいらっしゃると思いますが、日本語情報の不足、技術力の不足などの理由で調査がはかどらないケースも多々あろうかと推察します。

現在弊社ではOpenERPのテスト導入を進めており、環境構築のコツ、OpenERPの特長や不足点、情報収集方法など、ノウハウを蓄えてきております。今回日本の皆さま向けに、弊社のノウハウを共有すべく、無料でのSkype相談対応キャンペーンを設けたいと思います。


<OpenERPノウハウ共有キャンペーン>

○期間:2013年3月1日~3月31日
○方法:Skypeでのノウハウ伝達
○対象:OpenERPの導入を検討している企業様、OpenERPでのサービス展開を検討しているSI企業様、その他OpenERPに興味がある方
 ※あくまでエントリーレベルのご相談対応となります。


ご興味をお持ちの方は、メール本文に下記情報を含め、contactus@roomsfor.hk までご連絡ください。

・お名前
・会社名
・電話番号
・Skype ID
・ご希望日時(3つほど候補を挙げてください。極力フレキシブルに対応します)
・ご相談の目的