Wednesday, June 17, 2015

台北に行ってきました

お客様との打ち合わせで台北に行ってきまいた。

お客様の台湾でのビジネスが思いの外速く成長しているとのことで、既に本社で導入されているOdooを台湾にも横展開しようというテーマでした。特に生産管理・在庫管理の分野にて、Excelでの管理を脱却し、オペレーション精度・効率を向上させることを目指しています。弊社でもしっかりサポートしていきたいと思います。

台湾は食べ物も美味しく、人も親切で、行く度に日本人には居心地がよい場所だなあと思います。香港から近くて行きやすいので、もっと仕事をつくってちょくちょく訪問したいものです(先日のエントリの後で矛盾するような話ではありますが。苦笑)。

Tuesday, June 9, 2015

直接会って打ち合わせをする必要性とそのコスト

弊社は香港からOdooのサービスを提供していますが、実は香港のお客様は全体の3割ほどで、あとは遠隔地のお客様です。日本にお客様がいらっしゃるのはもちろん、遠くはドイツ、アメリカにもいらっしゃいます。

遠隔地のお客様とは、メール、電話、Skype、Googleハングアウト等のツールを使ってコミュニケーションをとりますが、大体の場合直接会って話をしなくても問題ありません。移動にかかるコスト(交通費+時間)を考えると、直接会っての打ち合わせは極力避け、必要な場合だけ直接お会いしたいというのが基本スタンスです。

どういう場合に直接会うべきなのか、次のように考えます。

  1. お客様のことをよく知らなくて(初対面など)、且つお客様が近くにいらっしゃる(移動のコストが小さい)場合
  2. お客様側の関係者が複数いらっしゃり、一人の方と話しても話がまとまらない場合

1は、こちらからも積極的にお会いしたいと思うケースです。ERP導入は定型的なサービスメニューをこなせばうまくいくというものでもなく、お客様と我々で密にコミュニケーションをとりつつ丁寧に課題解決していくということが必要です。ですのでまだお互い面識がない状態であれば、ビジネスの条件等を話す以前に、やはり人として信頼してやっていけるかということを、お互い見定めたいところです。そういうレベルでのコミュニケーションを図る場合は、やはり画面越しではなく、もっと素の情報が直接伝わる状況を作るべきなのでしょう。

2は、打ち合わせの中で複数の関係者とインタラクティブに話をして議論をまとめていく必要があるケース(典型的には、要件定義を行う際に複数の部門関係者の話をつなぎ合わせないといけないケース)なのですが、このような場合では仮に全員参加でSkypeで繋がったとしても、視認性や声の通り具合の関係で、現状ではどうしてもコミュニケーションのロスが生じてしまいます。そのロスと移動のコストを天秤にかけて、移動のコストの方が小さいようであれば直接会いましょうということになります。

そういう状況はともすると発生しがちなのですが、少し勿体ないと感じます。現状やこれから実現したいことがある程度整理されていて、一度に複数関係者を巻き込まずに話ができるようになっていれば、Skype等で済ませられるので移動のコストも不要ですし、関係者間での議論が突発的に起こることもないため打ち合わせそのもののの時間(よってコスト)も減らせます。これらコストは結局お客様で負担していただくことになります。

コミュニケーションのコストを下げるのは簡単ではないですが、システムそのもののコストが下がる中で、相対的にコミュニケーション面での無駄が目につきやすくなっている状況もあり、もどかしく感じるところでもあります。